蒸留・抽出設備 トレイ型カラムインカラム®

トレイ型カラムインカラム®の構造

付着や汚れ、 重合のリスクのあるプロセスに

トレイ型カラムインカラム®では、 ダウンカマーを塔仕切板によせる中央ダウンカマー方式を採用しています。
中央にダウンカマーを設置することで、 液の流れはリバースフロートレイと類似の流れとなり、 ダウンカマーを出た液は塔壁に沿った状態で旋回して流れアウトレットウェアから下段トレイへ排出されます。
カラムインカラム®にトレイを採用することが可能となったことで,規則充填物では適用困難だった付着や汚れ、 重合のリスクのあるプロセスにもカラムインカラム®の適用領域が広がりました。

トレイ型カラムインカラム®の構造

CHECK POINT 01 新構造の中央ダウンカマー設置方式
※特許出願中

トレイ平面模試気

トレイ平面模式図

塔内の流れ

塔内の液流れ(イメージ)

CHECK POINT 02 従来型トレイ塔との性能比較

中央にダウンカマーを設置することで、 従来構造におけるダウンカマースペースの有効利用およびハードウェア等によるデッドスペースの最小化を実現したため、 塔断面を有効に使用することができます。
従来構造のトレイ塔と比較して、 トレイ型カラムインカラム®では、 約30%の処理量アップが可能となり、 カラムインカラム®化する際に蒸留塔径を小さくすることができます。

従来型トレイ塔との性能比較
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