製品・ソリューション よくある質問

TORNADO

Q. どのような運転事例・実績がありますか?
撹拌槽の高さ方向で、 液量と伝面の比率をほぼ一定にして液面変化時に安定した伝熱性能を保持できるように設計されています。
本機器はEOの付加反応など、 初期少液量からEOを付加して液量が増加する系に有効であり多くの実績があります。
また、 内部に多重コイル設置が可能であり、 中粘度領域での高い伝熱性能が必要な系に適用されています。
Q. なぜ細長くする必要があるのですか?
EOの付加反応槽では、 細長いほど初期液量に対する最終液量の倍率が大きくなり、 効率的な運転が可能となります。 従来の機器では倍率が低く複数台の反応槽で移し替えながら倍率アップさせたものを、 1槽で運転可能にする装置です。
Q. 最終液量/初期液量の最大比率はどの程度ですか?液高さ/槽内径は?
最終液量/初期液量の比は最大で80倍の実績があります。 構造的には100倍以上にすることも可能です。 液高さ/槽内径の比は標準で約2.0で、 3.0以上の実績もあります。
Q. 多重の螺旋コイルが設置された状態にも適用できますか?
弊社実績としては、 三重の螺旋コイルでの実績があります。 可視化試験においても、 良好なコイル間流速を確認し、 混合時間も従来のパドル翼よりも半分以下となっています。
Q. 流れをなぜ逆方向にしたのですか?
最終液量/初期液量の比率を上げようとすると槽のボトム形状はコニカル形状になり角度は鋭角になっていきます。 コニカル形状ではどうしても壁側が下降流となってしまいます。 従来のような翼では上下で分割した流れとなり、 問題となっていました。 TORNADO翼では直胴部も壁側で下降流を生成することに成功し、 また液レベル変化に対しても安定したガス吸収性能を有することで高い性能を有しています。
PageTop